ベトナム・ハノイは、安くて美味しいローカルグルメの宝庫。
今回は、実際に訪れて「ここはよかった」と感じた、ハノイのおすすめご飯屋さんを2軒紹介します。
どちらも観光客だけでなく、地元の人にも愛されている名店です。
① Bún chả Hương Liên(ブンチャー・フオンリエン)

アメリカのオバマ元大統領が訪れたことで有名になったブンチャーのお店。
外観や店内は昔ながらで、正直とても綺麗とは言えませんが、店内は常に満席で、その人気ぶりが伝わってきます。私が行った時は韓国人観光客が多い印象でした。
注文したのは、定番のブンチャーと蟹の揚げ春巻き。
ブンチャーは、香ばしく焼かれた豚肉と米麺を、甘酸っぱくさっぱりしたつけダレに入れ、ハーブをたっぷり加えて食べます。脂っこさはなく、暑いハノイでも食べやすい味でした。
蟹の揚げ春巻きは、蟹味噌のようなコクのある風味が感じられ、蟹好きにはたまらない一品。
提供まではやや時間がかかるので、時間に余裕がある時に行くのがおすすめです。
なお、食器は大きな桶でまとめて洗っているように見え、いかにも東南アジアらしいスタイル。私はあまり気にせず、そこは目をつむりました。
東南アジア旅行では、割り箸とウェットティッシュの持参が必須。ウェットティッシュは使うと料金がかかるお店も多く、日本のサービスのありがたさを実感します。
ちなみに、オバマ元大統領が座った席は、透明のアクリル板で囲われていてちょっとした見どころになっていました。

② Bánh cuốn Bà Hoành(バインクオン・バ・ホアン)
個人的には、①のブンチャーのお店よりこちらの方が好みでした。
米粉で作られた蒸し春巻き(バインクオン)を、香ばしく焼かれたお肉入りのタレにつけて食べるスタイルで、こちらもハーブたっぷり。とにかくさっぱりしていて食べやすいです。
見た目も内容もかなり豪華ですが、価格は一食あたり数百円台(目安:約300〜500円程度)と驚きの安さ。
地元民しかいないローカル食堂ですが、店員さんがとても親切で、ついまた行きたくなる雰囲気でした。
一緒に頼んだ豆乳も美味しく、ベトナムの豆乳は日本より濃厚で、ほんのり甘く味付けされているものが多い印象。
ただし、椅子がかなり低めなので、少しだけ食べにくさは感じました。
ハノイのローカルご飯は、安くて美味しく、旅の満足度を一気に上げてくれる存在。
衛生面で気になる点は多少ありますが、それも含めて現地の食文化。体調と相談しながら、ぜひハノイグルメを楽しんでみてください。どちらのお店もハノイで自信をもっておすすめできるお店です✨